「地元福岡から、この国を立て直したい」
ー なぜ29歳という若さでそれまでの生活を手放してでも政治の世界に飛び込んだのか、そこまでして成し遂げたいことは何なのかと問われたら、答えはこの一言になるでしょう。
この想いの根底にあるのは、「危機感」と「やるせなさ」という2つの感情です。
まず「危機感」について。これは、内閣府官僚として文字通り命を削って働く中で生じた感情です。
世間でいわゆる“モリカケ問題”が大炎上していた頃、私は内閣府大臣官房公文書管理課という部署でその問題に深く関わる立場で仕事をしていましたが、霞ヶ関の官僚を取り巻く無力感 ー たとえ目の前のものが黒でも上から「白と言え」と言われれば白と言わないと生き残れず、かといってひとたび問題が露見したらあっさりと“トカゲの尻尾切り”に遭う ー や、永田町の現実 ー 口では「国のため、国民のため」と言いながら議員が実際にやってることは自分たちの立場や利益を守る権力闘争がほとんどであり、国の方針を決める国会という重要な舞台で政策と関係のないことで泥沼の争いを延々と繰り広げるという目を覆いたくなる惨状 ー を目の当たりにし、心中に生じた感情は「このままではこの国は立ち行かなくなる。どうにかしなければ。」という危機感でした。
そしてもう一つの「やるせなさ」。これは、特に少子高齢化が進行するこの国においてもっとも重要な存在である“人”を育てる役割を担う教育制度に対して、自分が受けた教育の経験や河合塾で担当した多くの生徒たちと直に接した経験を通じて日に日に増してきた感情です。
一人ひとり、秘めている才能も違えば、自分に合った学び方も違う。そうであるにもかかわらず、一体なぜ多くの教育現場ではいまだに“同じ教室に閉じ込められ、勝手に決められた同じ教材を使わされ、自分で選べない教師から一方的に教わるしかない”教育が行われているのでしょうか。国民の教育水準の底上げが必要だった半世紀以上も前の時代に適していた画一的な教育が、一体なぜ今も変わらず行われているのでしょうか。こんなにも情報に溢れ職業選択も含めて多様化した現代においては、一部の限られた知識(しかも多くの場合は現在や将来の自分と何の関係もないような単に教科書に載っているだけの知識)を生徒の頭に一方的に注入することより、生徒自ら学び続ける意欲を呼び覚まし生徒自身の将来に繋がる学びを深めることの方が必要であるということに、教育制度をマネジメントする立場にいる人間が気づかなければなりません。
河合塾で私が担当した、毎日朝から晩まで懸命に努力している姿を見てきた真面目で素直な生徒たちが、私の目の前で「あれだけやって志望校に合格できない自分は落ちこぼれだ。もうこの先どうしていいかわからない。」と堪え切れずこぼした涙。彼ら彼女らが好きなスポーツや音楽のことについてこちらが思わず感心するほど深い知識を持ち、情熱的に生き生きと語ってくれる姿を知っているだけに、一体なぜこれほど知的好奇心や情熱に溢れている生徒たちが画一的な教育によってその才能を埋没させられ自己肯定感を貶められなければならないのかと「やるせなさ」を禁じ得ません。
世界を変えるかもしれない数々の才能が画一的な教育によって絶望と諦めの中に埋もれていくことを考えると、いわば「アカデミック・ロス」とでも言うべきこの問題を解決することこそ、この国を立て直すもっとも重要かつ喫緊のテーマであると考えています。
「危機感」と「やるせなさ」を原動力とする、「地元福岡から、この国を立て直したい」という想い。私一人で見ればただの「夢」でしかありませんが、みんなで見れば必ずや「現実」に変わります。
官僚経験を踏まえると、いきなり国の制度を根本から改革するのはほとんど不可能に近いと思っていますが、市民と接する基礎自治体でありながら政令指定としての大きな影響力を持つ福岡市から変えることができれば、やがてこの国全体をも動かすことができると信じています。
あなたが、あなたの大切な人が暮らすこの国を立て直すために、ともに力を合わせて福岡市から政治を変えていきましょう。
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